リスク評価の裏側
PFAS“論文差し替え”で見えた「いのちを守る仕組み」を考える
プログラム

開催趣旨
環境省は今年7月、水道水に含まれるPFAS(有機フッ素化合物)について、「PFOSとPFOAの合計50ナノグラム」(1リットルあたり)を水質基準にすると決めました。これは欧米と比べると、はるかに緩いものです。食品安全委員会(食安委)がこの基準の根拠となった「耐容一日摂取量」を決める過程で、参照すべきとされた論文の約7割を説明なく差し替えていたことが、高木基金PFASプロジェクトの検証によって明らかになりました。
その後、食安委は、公開の会議とは別に非公開の「打ち合わせ」を24回も開催し、実質的なリスク評価を決めていたことを明らかにしました。しかも、その議事録は廃棄したとされています。つまり、私たちが口にする飲み水の基準がどのような根拠にもとづいてリスク評価がおこなわれ、決められたのかがまったくわからず、ブラックボックスになっているのです。
食安委は「利用可能な最新の科学的知見に基づき、科学的判断のもとで適切に、一貫性、公正性、客観性および透明性をもってリスク評価を行い、評価内容を明確に文章化する」ことをその基本姿勢に掲げていますが、PFASのリスク評価はこれに沿ったものとはいえません。情報が公開されないだけでなく、そもそも論文の評価軸や評価方法が定められておらず、恣意的な判断が許される余地があり、第三者による検証も行われていません。
化学物質に囲まれ、化学物質と無縁ではいられない現代だからこそ、私たちのいのちや健康を守る仕組みはどうあるべきかを専門家とともに探り、「リスク評価」の仕組みを再構築するための課題について考えてみたいと思います。
開催概要
■日 時 2025年11月26日(水)13:30~16:00
■場 所 衆議院第二議員会館 地下1階 第8会議室+Zoom
■参加費 無料
■申込み 受付を終了いたしました。
■主催 高木基金PFASプロジェクト