「へその緒プロジェクト」を開始しました

高木基金PFASプロジェクトはこのたび、「へその緒プロジェクト」の取り組みを開始しました。
過去に水道水から高濃度のPFASが検出された東京都国分寺市で、過去に出産したことのあるお母さんが残している「へその緒」からPFASを抽出・分析し、汚染がいつごろから起きていたのかを推定する取り組みです。募集は11月末までとなります。

■ 調査の背景と目的
東京・多摩地区の汚染源と疑われる米軍・横田基地では1970年代から泡消火剤訓練が始まり、高度経済成長期にはさまざまな工場でもPFASが使われてきました。しかし、東京都水道局が水質検査を始めた2005年より前の汚染データは存在しません。

そこで、1960年代以降に国分寺市に住み、こどもを出産したことのあるお母さんが保管している「へその緒」を募集します。含まれるPFASを分析することで、地域で汚染が始まった年代を科学的に推定します。

過去にさかのぼって汚染を特定する唯一の手がかりが「へその緒」です。かつて水俣病でも、へその緒の水銀が胎児性患者の存在を証明する決定的な証拠となりました。へその緒を残す文化がある日本だからこそ可能な調査です。

■ プロジェクト体制

  • 調査設計・全体窓口:高木基金PFASプロジェクト
  • へその緒の募集・現地窓口:国分寺PFAS市民の会
  • 分析担当:原田浩二・京都府立大学教授
  • 分析結果発表:来年発表(予定)

■ ご参加・お問い合わせはこちら

  • 国分寺市で出産され、「へその緒」をご提供いただける方
    現地の受付窓口である「国分寺PFAS市民の会」へご連絡をお願いいたします。https://www.pfas-kokubunji.net/お問い合わせ
  • プロジェクト全体に関するお問い合わせ
    調査設計元である「PFASプロジェクト」にて受け付けております。メールフォームよりお問い合わせください。https://pfas.takagifund.org/about/contact/