食品安全委員会の新たな非公開会合を検証した「PFAS評価書検証レポート Ver.4.0」を公表しました

高木基金 PFASプロジェクトは、内閣府食品安全委員会(食安委)による「有機フッ素化合物(PFAS)のリスク評価プロセス」について、情報公開請求等に基づく検証を行ってまいりました。
このたび、新たに開示された公文書の分析に基づき、検証結果をまとめた「PFAS評価書」検証レポート Ver.4.0」をウェブサイトにて公表いたしました。

本レポート(Ver.4.0)の主なポイント:

【1】「意見聴取会」という追加の非公開会合が開かれていた

  • 食安委は2024年6月の評価書公表後、2025年2月6日に追加の「意見聴取会」を非公開で開催していました。
  • 評価書公表後の最新文献(763報から抽出した91報)を対象に検討が行われ、「耐容一日摂取量(TDI)の見直し不要」との整理がなされましたが、追加した参照文献の選定基準や委員間の議論内容、最終判断に至る具体的な根拠を記した議事録などは開示されませんでした。

【2】非公開会合でも、公開会合と同額の報酬が支払われていた

  • 開示された旅費確認書等の公文書により、一連の非公開会合において公開の「PFASワーキンググループ(WG)」と同額の手当(諸謝金)が委員に支給されていることが確認されました。
  • 食安委は「非公開会合は準備作業でありPFAS WGではないため議事録の作成義務はない」としていますが、一連の非公開会合では実質的なリスク評価(意見聴取)を行っていたことも確認できます。

非公開会合で具体的な耐容一日摂取量をめぐる議論が行われたことを示す文書もあり、非公開会合は「PFASワーキンググループ」そのものであることが名実ともに裏づけられました。

食安委の「議事録は作成していない」とする説明は根拠がなく、議事録の作成義務はあったといえます。水質基準がどのように決められたかを検証するための重要な記録であり、あらためて公開が求められます。

PFASリスク評価と水質基準に向けた流れ(タイムライン)

公開資料のダウンロード

本検証レポート全文および開示された公文書は、本日よりウェブサイトにて公開・ダウンロード可能となっております。

お問い合わせ:高木基金PFASプロジェクト
E-mail: takagifund.pfas@gmail.com